東京都知事選が9日投開票され、
無所属で新人の舛添要一元厚生労働相が初当選しました。
舛添要一氏は1948年北九州市生まれ。
東大法学部を卒業後、
国際政治学者・評論家としてテレビなどで活躍。
歯切れの良いコメントで一躍有名となった。
99年、無所属で都知事選に初出馬したが、
石原慎太郎氏に約83万票差で敗れた。
2001年参院選で小泉純一郎首相(当時)から
自民党の比例代表候補に担がれ、
159万票を獲得してトップ当選した。
自民党内では知名度と政策通が評価され、
新人議員としては異例の参院政策審議会長に抜てきされた。
07年から厚生労働相を2年間務め、
年金記録漏れ問題や薬害肝炎問題に取り組んだ。
07年参院選で自民党が大敗すると、
安倍晋三首相(当時)を「国民の声が届かない裸の王様」などと批判。
年金保険料着服問題で「市町村は社保庁より信用ならない」と発言し、批判を浴びた。
10年に自民党を離党し除名処分に。
自らを代表とする新党改革を結成したが、
党勢拡大を図れず13年の任期満了に伴い参院議員を引退した。
舛添氏は公選制が始まってから8人目の都知事に就任する。
閣僚経験者は運輸相などを務めた石原慎太郎氏(81)に次ぎ2人目。
2020年開催が決まっている東京五輪の開催準備のかじ取り役になる。